
6月上旬〜中旬にかけて、田辺市の長野地区や大塔などで群舞する姿が見られた蛍。
見に行けず残念!と思っていたら、龍神では6月下旬でも見られるところがあり、
龍神観光協会の事務局や紀伊民報の有志の方々が蛍撮影会を実施すると聞いて、
急遽お邪魔させていただいたのです。
清流沿いの現地に着くと、生憎の雨模様・・・
そのせいか蛍の数は少なめで、乱舞とまではいかなかったのですが、
時折雨が止む度に、暗闇に蛍が美しく浮かび上がります

光を点滅させながら、戯れるように飛び交う蛍たち・・・
本当に幻想的で、息を呑んで見つめるうちに時間が経っていきました。
強い輝きを放ち、点滅させながら飛びまわっているのが雄の蛍で、これは求愛行動

一方の雌は、草や木の葉の上にじっと止まって弱く光り、雄の求愛を待つそうです。
成虫になってから1週間ほど、という短い命を全うするために光り輝き、
次の代に命を繋げようとする蛍たち・・・
なんとも儚い運命ですが、哀れむよりも、反対に励まされました。
蛍に比べれば長い命。けれど、やり直しのきかない、たった一度きりの人生。
私はあんな風に、一生懸命光り輝こうと努力しているだろうか?
そんな風に考えさせられた、蛍の光でした

もうひとつの大発見

タバコを吸っていると、その光につられて蛍が寄ってきてくれたのです

まぁ私も蛍族なので、いってみればお仲間みたいなものでしょうか

残念ながらカメラは持ち合わせていませんでしたが、それでも大満足の蛍鑑賞会でした

写真は、龍神観光協会事務局の方が撮ったコンポジ写真です。雰囲気出てますね!
来年は私も、カメラを持って出かけたいものです。
(しゃぶ)
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