皆さんの町では、どんな祭、イベントでにぎわいましたか?
本宮から田辺へと通じる国道311号線では、バイクや自転車のツーリングのお客様も増えてきました。
駐車場には観光バスも数台停まっていましたし、熊野本宮館前の臨時の観光案内所にもハイカーの姿が。熊野本宮大社の前の通りの食料品店も本日再オープンし、活気がもどりつつあります

行楽の秋!秋らしいとはいえ、今年はまだ紅葉が色づかず、赤や黄色に染まった山の景色を望みながら通勤する、私の楽しみはもう少し先になりそうです。
福定の大銀杏 まだ青々としています。撮影日2011/11/3
滝尻王子前の熊野古道館では、熊野古道を盛り上げようと、餅つきイベントが行われ、地元のおかあさん、おとうさんの活気ある声が飛び交っていました。たくさんのお客様でにぎわっていて、熊野古道歩きのお客様もたくさん・・・
その中に、1人の外国人旅行者がいらっしゃいまして、
たどたどしい日本語英語で話しかけたところ


お餅つきを体験するフェリシタスさん。
餅つき?知っています。お正月じゃなくてもするのですか?I try it!
熊野古道館で中辺路行政局のKさんから教えていただき、午後1時からの秀衡桜のセレモニーに参加することにしました。
台風12号の豪雨にも耐えた、樹齢120年4代目秀衡桜が、2011年11月1日、風のない穏やかな日、根元から倒れました。この桜の祈念の儀式です。
根本だけになった桜の幹を見ていると、次の時代へつながるエネルギーを感じました。その横にまっすぐに立っているのが、5代目秀衡桜です。
継桜王子横のとがのき茶屋のこまえ女将。こちらもニッコリ笑顔がとびきりキュート

この桜は、けばけばしいピンクではなく、宇野千代の薄墨の桜を連想させるような、薄い緑がかったうすピンクで、本当に墨絵のように奇麗やった。とこまえさん。
中辺路観光協会小松会長は白い桜だった。と。
それぞれの胸の中に残る桜だったことは間違いないようです。
2011年11月1日、1の並びのまさに再出発の日。
樹齢120年―熊野本宮大社の大斎原が明治の大水害から復活し、現在の場所に遷移して来年で120年。
桜の生命は終わってしまったのではなくて、また新たなスタートが今から始まるのだ。という強烈なメッセージを得、パワーをいただいた一日でした。
(つぶこ)