ここは、口熊野である紀伊田辺から熊野本宮大社までを結ぶ中辺路ルートのほぼ真ん中に位置し、古くは宿場町として栄えた、美しい清流が流れる山里です

「ちかつゆ」という地名は、一説には花山法皇が熊野詣に訪れた際、現在の箸折峠で昼食を取ろうとしたが、箸がついていなかったので(この地域には箸を使う習慣がなかったとか)、そばに生えていた萱の茎を手折って箸として代用したところ、茎から赤い汁がしたたり落ちてきたのを見て「これは血か露か」と言ったことからその名が付いたとも言われています。
そんな熊野古道沿いの里にある小さな中学校、近野中学校の先生から、先日このようなお電話をいただきました

「修学旅行で見学予定の東京タワーで、子供たちが自分たちで作ったチラシを配って、熊野古道や地域のPR活動をしたいと考えています。
日本語版は、本やインターネットで調べて完成したのですが、英語版がなかなか難しくて・・・
田辺市熊野ツーリズムビューローさんの英語ホームページの文章を、一部引用させていただいてもいいでしょうか?」
子供たち自身の地域学習と、熊野古道のPRを兼ねた素晴らしい活動

チラシ内に引用先を明記していただくという条件で、2つ返事でOKしたところ、後日。
こんな素敵なチラシが届きました

子供たちや先生それぞれが頑張って製作した、熊野古道歩きのお薦めコースや、自分たちの身近な観光資源である世界遺産、美味しい郷土食などを写真入りで紹介した、英語版のチラシです。
近野中学校の5人の中学生たちと先生方は、GW中の5月6日(日)に行ったドライブイン「古道歩きの里ちかつゆ」での予行演習を経て、いよいよ5月8日(火)17:00〜、東京タワー内にてPR活動を行います

日本語版・英語版のチラシの他、牛馬童子像の焼き印を押した手作りの木のコースターや、押し葉のしおりなどに、メッセージを添えて配るそうですよ。
田辺市熊野ツーリズムビューローが提供した熊野古道のパンフット(英語)なども持参してくれる予定です。
お近くの方はぜひお越しになって、熊野古道沿いで生まれ育ち、地域のことを広く知ってもらいたいと頑張る中学生たちと交流してみてください

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(しゃぶ)
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