2013年04月19日

〜ガイドブックに載らない旅〜「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテスト結果のお知らせ

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お待たせしましたわーい(嬉しい顔)
2012年12月20日(木)〜2013年2月20日(水)、田辺市熊野ツーリズムビューロー主催で実施した、〜ガイドブックに載らない旅〜「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテストにつきまして、素敵な作品を多数ご応募いただき、誠にありがとうございましたひらめき
厳正な審査の結果、このたび各賞が決定いたしました。力作が多数揃う中で、以下の方々の作品が入賞されましたので発表いたしますexclamation

■最優秀作品 1点 賞品:熊野トラベル旅行クーポン5万円分

お名前:山中 明日子さん(会社員・田辺市)
プラン名:トビウオすくい&トビウオ料理と市場で朝ごはん

プラン紹介文:
夜の海を見たことがありますか?月の光と星の光だけに照らされた静かな夜の海は日中と違って、とても神秘的です。船の灯りめがけて飛んでくるトビウオ。逃げ足の速いイカ。アジの群れや悠々と泳ぐエイ達。そんな夜の海で飛ぶように泳ぐトビウオをたもですくうトビウオすくいはスポーツ感覚で大人も子供も楽しめます。運がよければアオリイカもすくえるかも?!すくった後はもう1つのお楽しみ♪トビウオを料理屋さんに持ち込んで、トビウオの町串本ならではのトビウオ料理にしてもらいましょう!
次の日はいつもより早起きして、田辺漁港の江川市場で朝ごはんを食べませんか?揚げたての天ぷら(平てん)はあつあつふっくらでおいしいですよ。他にも新鮮な魚介や野菜が盛りだくさん。お持ち帰りしてホテルの部屋で食べるのもgood!

■優秀作品 2点 賞品:熊野古道オリジナルグッズ

お名前:糸川 昭三さん(農業・みなべ町)
プラン名:梅農家の語り部と歩く歴史探訪「南部梅林」

プラン紹介文:
日本一の梅の里 みなべ町。南部梅林を拠点とした南高梅誕生にまつわる隠れた伝説、ガイドブック等に載っていない江戸時代および明治時代から昭和時代における言い伝えの史跡を実際見て歩き、梅農家の四季をとおして梅栽培等、農家の伝統的な雰囲気を味わう。また紀州みなべの南高梅干し作りの体験・試食及び梅ジュースの製造・買い物体験もできるツアー。

お名前:河村 杏実さん(新翔高校・新宮市)
プラン名:ばりええやん!古座川に住もう〜田舎暮らし・自然の美しさを体験!1泊2日〜

プラン紹介文:
古座川は現在、少子高齢化で集落の維持が危ぶまれています。このプランは自然豊かな古座川町で田舎暮らしを体験してもらい、心身をリフレッシュするとともに最終的に「定住」してもらうことを目的としています。自然に囲まれたこの町で田舎暮らしを体験することで地域住民と交流する場ができます。たとえ定住にいたらなくても「まち」が元気になり、古座川町全体が活性化することを考えています。また古座川町は昨年の台風12号で甚大な被害が受けており、その復興の架け橋となることを期待します。

■アイディア賞作品 1点 賞品:熊野古道オリジナルグッズ

お名前:島本 栄子さん(農業・印南町)
プラン名:地蔵盆体験

プラン紹介文:
私が以前住んでいた稲成地区での経験から地蔵盆になると地区内あちこち(覚えてるだけで8カ所)にある地蔵さんにちょうちんが飾られます。
そこで区の長老さんなり区長さんに云われの話をしてもらった後、稲成の一番奥から順番に10分おきぐらいずつずらしてもちまきが始まるので、8〜9カ所あるところをどんどん移動して、もちや菓子を拾ってもらう。全部回ると持ち切れない程、拾えると思います。


最優秀賞作品は、平成25年度内に、インターネット予約サイト「熊野トラベル」で販売、もしくはモニターツアーとして実施する予定です。(実施の可能性を考慮して実施地については変更する場合もあります。)その他の応募作品についても、今後よりよいプラン造成のため活用させていただくことがございます。

尚、今回の審査に関わっていただいた、近畿大学の高橋 一夫先生から、今回のコンテストと最優秀賞・優秀賞作品に下記のようなコメントを寄せていただいておりますので、あわせてご紹介します。(一部要約)

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「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテストへのコメント
 
近 畿 大 学 高 橋 一 夫


今回の候補作品は地域の特徴を捉え、紀南ならではプランがそろったと思います。地域に暮らす人たちならではの視点が織り込まれたものだと思います。しかし、こうしたプランがアイデアで終わらないようにする、実際にお客さんに来てもらうことによってそのアイデアの実現が図られるとすれば、どういうポイントに注意を払うことが必要でしょうか。私はマーケティングを専門にしていますので、その視点からコメントをしたいと思います。

 その1つは、作られたプランは「誰に、どのような価値を、どのようにして提供するか」がはっきりしているか、ということです。
@「誰に」、というのはターゲットを明らかにしていく、ということです。幅広くてぼやけていてはいけません。小中学生と中高年では同じところにきても楽しみ方が違うのです。例えば「田舎」といってもその楽しみ方は千差万別です。また、ターゲットが曖昧だと、お客さんとなる人たちへのアプローチ(情報伝達の方法や雑誌などの広報媒体の種類など)が違います。コミュニケーション(広告・広報・双方向の情報交換)活動が多方面に渡りますと、当然経費の額に大きな違いが出ますから、よく考えなければなりません。高校生の皆さんでしたら、インターネットでのアンケートなどをして分析をしてもよいかもしれません。
A「どのような価値を」というのは、ターゲットとなる人たちが求めることは何かということに思いを巡らせ、プランにはどんな価値が内在しているかを徹底的に掘り下げることです。東京に、日帰りのまち歩きや東京での体験プランだけを提供する会社があります。この会社は70歳前後がターゲットとはっきりとした軸を持ち、この人たちが求める「楽しい、嬉しい、おいしい」という価値をプランの中に徹底的に入れ込んでいます。コテコテの中身がターゲットとする人たちの好みという確信のもとで、「価値の追求」をしています。
B「どのようにして提供するか」というのは、プランの核心です。紀南の資源を活かして、どうしたら楽しんでもらえるか、喜んでもらえるか、おいしいと言ってもらえるか、ということです。これらは皆さん方がしっかりと書き込んでくれています。難しいのは、トヨタのプリウスやiPadのように目の前に見えることはなく、観光プランは遠く離れた人たちにそのプランの凄さをどうしたら分かってもらえるかなのです。ですから、アイキャッチとなるプラン名はばかになりませんし、写真などのビジュアルも重要なポイントです。

2つ目は実現の可能性についてです。単なるアイデアにとどまらない実現の可能性と持続していく可能性が備わっているか、ということがわかる提案書になっているかということです。
@お客さんの価値に見合う価格であり、サービス提供をする方々が継続してやっていける価格設定になっているかは重要です。お客さんが買ってくれなければどんなプランもアイデアで終わってしまいます。また、安ければいいではサービスを提供する人たちが続きません。行政頼みでもいけません。行政サービスの一環として「無料」ですといっても、その人件費は皆さん方の税金で賄われており、いつまでも大丈夫ということではないでしょう。
A @でいうサービス提供者のうち、観光事業として行っている方々は経済的価値がはっきりとしていることが重要ですが、観光事業者でない方々、例えば農業や漁業を中心に生計をたてられている方々がサービス提供者になっている場合、継続できる仕組みが備わっているのかもポイントです。また、ボランティアでやって頂くことは尊く素晴らしいことですが、そのボランティアの方々が充実感を持って頂けるような、やる気を持ち続けて頂けるような仕組みとなっていることも大切です。

こうした視点から最優秀賞作品、優秀賞作品についてのコメントをさせて頂きます。

■トビウオすくい&トビウオ料理と市場で朝ごはん!
トビウオは足の早い魚なので、夜の美しい海でトビウオを自分ですくいあげ、地元の飲食店で調理をしてもらって、そのおいしさを確かめようというプランと朝、魚市場にいって新鮮な魚貝を食べましょう、という田辺ならではのプランです。「トビウオすくいはスポーツ感覚で楽しい、自分ですくったトビウオを食べられて嬉しい、獲れたてのトビウオがおいしい」と体験ツアーの価値がつまったプランです。

■梅農家の語り部と歩く歴史探訪「南部梅林」
南高梅の知名度は高く、大阪周辺にまでエリアを拡げてターゲティングできそうなコンテンツです。お客さんが特に見たいと思える観梅の頃、梅の収穫期にひと工夫できると、来場のお客さんの口コミで伝わりそうです。

■ばりええやん!古座川に住もう★ 〜田舎暮らし・自然の美しさを体験!1泊2日〜
定住を考える人たち向けへのツアーというのは、無さそうで意外とあるツアーです。こうしたツアーは、地元行政あるいは定住者を増やしたい地域のニーズに基づき行われますので、行政からの委託に基づいて行われることが多いようです。ですから、価格も食事代程度と安く提供をしています。
田舎に住みたいというニーズを持った人たちとの接点をつくり上げる努力がないと、需要創造型のツアーにはならないことは知っておかなければなりません。その上で、定住を真剣に考えている人たちは何を知りたいのか、体験をすることよりも空き家はいくらで買えるのか、農業を始めるとしたら指導してくれる人がいるのか、子供の学校のことはどうなるのか、など移住するための疑問に答えるツアーでありたいものです。

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本年度も『第二回紀南まちじゅう感動体験プランコンテスト』を開催予定です。奮ってご応募を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

田辺市熊野ツーリズムビューローでは、「持続可能な質の高い観光地づくり」を目指し、皆様の知恵と力をお借りしながら、地域資源を生かした観光商品の造成に引き続き取り組んでいきたいと考えております。今後とも皆様のご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。

※〜ガイドブックに載らない旅〜「第一回紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテストの実施概要は下記をご参照ください。
http://tktb.seesaa.net/article/308416989.html



posted by TKTBスタッフ at 14:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 新着ニュース・耳寄り情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちわ!  ブログに載せます・・と聞いて「ハイハーイ!」って気軽に返事しましたが、他の皆さんのプランを拝見して・・反省しております。 
何かすっごい子供の視点からみたいで・・・恥ずかしいぃ〜。
でも、こんなプランを選んでいただいてありがとうございました。
ちなみに、稲荷の荷は「成」です。  すみません。
Posted by 島本栄子 at 2013年04月19日 18:58
島本 栄子様、コメントをいただきありがとうございます。また、この度はアイディア賞受賞、誠におめでとうございます!
もちまき文化は和歌山県、特に紀南地方で盛んで、一部では観光利用も進められているようですが、審査会では、それと地域の伝統的な地蔵盆を組み合わせたアイディアが好評でした。私達も、改めて気づかせていただきました。
残念ながら稲成地区では、道路事情などにより公民館でもちまきを実施する傾向になってきているようですが、紀南地方の他エリアでは、まだ伝統的な地蔵盆の風習を残しているところもあるようです。この伝統をこれからも守っていきたいですね。
この度は、素敵な作品をご応募いただき誠にありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
Posted by TKTBスタッフ at 2013年04月22日 18:59
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