2014年07月02日

平安衣装体験を開始します!

来る7月7日(月)は、熊野三山や熊野古道を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」の、世界遺産登録10周年記念にあたる日です。

古より「蟻の熊野詣」と例えられるほど、参詣者が切れ目なく続いたといわれる熊野。そのうち多くの旅人が歩いたのは、京都から大阪・和歌山を経て田辺に至る紀伊路、そして田辺から山中に分け入り熊野本宮に向かう中辺路です。

平安衣装体験」とは、女性は上流階級の女性の外出着であった壺装束を、男性は公家の普段着であった狩衣をモチーフにしたオリジナル平安衣装を着て自由に散策していただけるプラン。
田辺市観光センターで、世界遺産登録10周年記念にあたる7月7日(月)から開始しますexclamation
「蟻の熊野詣」と例えられた古に想いを馳せながら、あなたも平安衣装を着て平安時代にタイムスリップしてみませんか?わーい(嬉しい顔)

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また田辺市では、7月5日(土)・6日(日)に行われる世界遺産登録10周年「記念日」事業を皮切りに、順次様々なイベントが開催される予定です。
世界遺産登録10周年を迎える熊野古道へ、ぜひお越しください。

○平安衣装体験の詳細情報

■開催期間:2014年7月7日(月)〜通年
■お問合わせ先:田辺市観光センター(JR紀伊田辺駅隣)
http://www.city.tanabe.lg.jp/kanko-center/
■TEL:0739-34-5599
■ 受付時間:10:00〜15:30(16:30終了)
■料金:壺装束(女性用) 1時間 2,000円(税込)
    狩衣(男性用) 1時間 2,000円(税込)
■ 定休日:すでに貸出中の場合、またはクリーニング日(不定期)
■ 先着順の受付となります。カウンタースタッフにお申し付けください。尚、メール・電話等での事前予約は承っておりません。

○世界遺産登録10周年記念日事業の詳細情報

■下記URLをご参照ください。
http://www.city.tanabe.lg.jp/10th/

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次項有田辺市街地図はこちら

(しゃぶ)
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2014年04月08日

〜ガイドブックに載らない旅〜「第二回紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテスト結果のお知らせ

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お待たせしましたわーい(嬉しい顔)
2013年12月20日(金)〜2014年2月20日(木)、田辺市熊野ツーリズムビューロー主催で実施した、〜ガイドブックに載らない旅〜「第二回紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテストにつきまして、素敵な作品をご応募いただき、誠にありがとうございましたひらめき
厳正な審査の結果、このたび各賞が決定いたしました。力作が揃う中で、以下の方々の作品が入賞されましたので発表いたしますexclamation

■最優秀作品 賞品:熊野トラベル旅行クーポン3万円分

お名前:竹原 真奈美さん(アロマ製造販売店代表・新宮市)
プラン名:森のエキスパート&香りのエキスパートと行く『熊野の香り』アロマ抽出丸ごと体験ツアー(香りのお土産付)


プラン紹介文:
森のエキスパートである熊野川町森林組合田中組合長やIターンで林業に従事する林業女子の協力のもと、熊野の森へ入り、山や林業の事を学び、熊野杉や熊野ヒノキなど、アロマ抽出の材料を調達。
その材料からアロマオイルを抽出し、瓶詰までを体験するツアー。
かつて林業で栄えた地域、さらに世界遺産熊野の魅力を体験型ツアーで感じてもらい、1泊2日のツアーを通して、郷土料理も含め熊野の人・食・自然を丸ごと体感して頂く。
また、香り(アロマ)という新しい観点から熊野を発信することで、林業や地域に興味をもってもらう。

■優秀作品 賞品:熊野古道オリジナルグッズ

お名前:福居 幸弘さん(専門学校講師・大阪府河内長野市)
プラン名:植芝盛平 meets 南方熊楠


プラン紹介文:
土地の名産品ではなく、南紀の産んだ「人物」を知ってもらう旅。
植芝盛平は「合気道」の創始者で、「合気道」は現在では護身術としても日本国内だけでなく世界中に広まっている。そのルーツである田辺で技と精神を体験してもらう。また盛平翁は、南方熊楠の「神社合祀反対」思想にも共感しておりここにお二人の接点がある。熊楠は知の巨人として、偉大な人物ではあるが、やはりその特異なジャンルからポピュラーな存在ではない。ここではエコロジストとしての熊楠に焦点を当て彼の精神世界を理解してもらうためのスポットを案内する。

■アイディア賞作品 賞品:熊野古道オリジナルグッズ

お名前:嶋中 瑤子さん(フリーランス英語通訳・上富田町)
プラン名:シーサイドノルディックウォーキング


プラン紹介文:
本当の癒やしとは、自ら掴み取るもの。
季節の風を頬に感じながら、最高に青い空、碧い海を思い切り満喫しよう!!!
運動効果の高いノルディックウォーキング
砂浜を歩くことで更に、爽やかさと癒やし効果満載のツアー!!!
心地よい疲労感を感じたら、温泉でゆったりと身体を休める


最優秀賞作品は、平成26年度内に、モニターツアーとして実施、もしくはインターネット予約サイト「熊野トラベル」で販売する予定です。(実施の可能性を考慮して実施地については変更する場合もあります。)その他の応募作品についても、今後よりよいプラン造成のため活用させていただくことがございます。

尚、今回の審査に関わっていただいた、近畿大学の高橋 一夫先生から、今回のコンテストと受賞作品に下記のようなコメントを寄せていただいておりますので、あわせてご紹介します。(一部要約)

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「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテストへのコメント
 
近 畿 大 学 高 橋 一 夫


2回目になりました「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテストですが、今回も南紀にふさわしいプランが揃いました。この土地に住んでおられる人だからこその気付きで、体験プランをご紹介頂いていると思います。これらのプランに価格をつけて実際の商品に仕立て上げていくにはどのようなことに注意を払ったらよいでしょうか。

一般的に着地型の観光商品、体験商品というのは、実は誰もが参加したいと思うものではなく、特定の価値観を持った人にフィットするという考え方で練られたプランの方が、人気が出て長続きするものなのです。つまり、誰に来てもらいたいか、誰に体験をしてもらいたいか、というターゲットをはっきりさせることが重要です。そのターゲットとなった人たちが求める価値にピタッとくるプランが売れ続けるプランになるのです。

日本で唯一(と、寡聞な著者は思っていますが)着地型の観光商品、体験商品の造成・販売で黒字をだしている「ぽけかる倶楽部」という会社は、「ターゲットは70歳前後の女性」と定めています。単価は平均8,000円以上ということですが、年間15万人以上の参加者を集めています。

また、神戸市で今年の1月から始まった「おとな旅・神戸」というブランドの着地型商品は、「65歳前後の女性」にターゲットを設定し、3ヶ月間に53コースを催行しましたが(今日の時点では催行していますが)、ほぼ完売です。単価も3,000円〜22,500円と従来のまち歩き、体験商品の価格を大幅に上回る設定になっています。どちらの例も「徹底的な消費者価値の追求」をしていることがこうした結果につながっています。

その一方で、「消費者」だけでなくサービス提供の「事業者」も消費者と事業者の間でプランを作る「旅行会社(組織)」もwin-win-winになるようにしていますから、一回こっきりのものでなく「継続可能」なプランとなっています。

こうした視点で受賞作品にコメントをさせて頂くと、

■森のエキスパート&香りのエキスパートと行く『熊野の香り』アロマ抽出丸ごと体験ツアー(香りのお土産付)

花や木に由来する芳香成分の香りを活用し、ストレスを解消し心身の健康の維持に役立つとされるアロマテラピーは、女性を中心に一定の支持を得ています。深い木立のイメージのある熊野の杉やひのきからアロマを自分で抽出し、世界で一つのアロマを作ろうというプランです。林業女子のサポートで行うなど、女性を意識したしつらえになっています。
このプランは、世界で一つのアロマを熊野で作りたいという価値観を持った人への訴求の仕方が重要なポイントになっていると思います。

■植芝盛平 meets 南方熊楠

知る人ぞ知る南紀の生んだ二人をテーマとし、よくお調べいただいたプランです。一人は合気道の創始者植芝盛平、もう一人は在野の大学者であった南方熊楠です。お二人とも著名な方ですが、現代の皆さんにどこまで知名度があるかが分かりませんので、やはり誰に訴求するかは重要なポイントです。海外からの観光客をターゲットにするということですが、どのようにプロモーションをするのかを整理していく必要があります。また、くろしおのグリーン車を使用し、ボートをチャーターすることになっていますので、一定の金額がかかります。そのため、プロモーション時にこのプランの価値をしっかりと伝えていくことも必要です。

■シーサイドノルディックウォーキング

健康づくりに良いとされるノルディックウォークを砂浜でおこなうことで、爽快感と体への負荷を高めて心身ともにリフレッシュをしようという企画です。最近、ノルディックウォークは全身運動ができるとして愛好者が増えています。ここ南紀での体験がきっかけとなって、健康維持ができれば面白いですね。
 一方で、わざわざこのために南紀まで来るのか、ということも思い浮かびますから、どのような人に訴求するのかをもっとはっきりさせることが必要です。白浜温泉にお泊りの方に旅館で早朝のウォーキングを提案してみましょうか。

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本年度も『第三回紀南まちじゅう感動体験プランコンテスト』を開催予定です。奮ってご応募を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

田辺市熊野ツーリズムビューローでは、「持続可能な質の高い観光地づくり」を目指し、皆様の知恵と力をお借りしながら、地域資源を生かした観光商品の造成に引き続き取り組んでいきたいと考えております。今後とも皆様のご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。

※〜ガイドブックに載らない旅〜「第二回紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテストの実施概要は下記をご参照ください。
http://tktb.seesaa.net/article/382966030.html


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2013年12月18日

〜ガイドブックに載らない旅〜「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテスト、今年も開催します!

私たちが住む紀南地方は、世界遺産・熊野古道や豊かで美しい自然、多種多様な温泉、美味しくて新鮮な山海の幸に恵まれ、住んでよし、訪れてよしぴかぴか(新しい)の素晴らしいところです。その魅力に惹かれ、日本国内だけでなく、世界各国から多くの観光客が訪れています。

そんな観光客の方々に、私たちの地域ならではのライフスタイルや文化、あなただけが知っているとっておきのスポットやアクティビティを体験していただけば、もっともっと深く、町やそこに住むひとの魅力を伝えられるのではないでしょうか。
そんな思いで昨年初開催した、〜ガイドブックに載らない旅〜 「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテスト、今年も第2回を開催します!

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体験プランは、30分程度〜数時間までの日帰りでも、1泊2日の宿泊付き・周遊ツアーでもOK。顧客対象やジャンルも問いません。
昨年度は、力作が多数揃う中で、応募作品の「トビウオすくい&トビウオ料理と市場で朝ごはん」が最優秀賞を受賞し、モニターツアーとして実施されました。
今年は、あなたがプロデュースする「ガイドブックに載らない旅」で、訪れる観光客の方々に「紀南まちじゅう感動体験」をしてもらいませんか。
皆様のご応募をお待ちしていますわーい(嬉しい顔)

〜ガイドブックに載らない旅〜「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテスト詳細

■応募期間
 2013年12月20日(金)〜2014年2月20日(木)【必着】
■応募方法
 規定の応募フォームに必要事項を記入の上、郵送、メール、FAX、直接持参のいずれかでご応募ください。
 ※応募フォームは、田辺市観光センター、及び田辺市熊野ツーリズムビューロー事務局に設置しています。ホームページからもダウンロードできます。
■表彰・商品 
・最優秀作品 1点 商品:熊野トラベル旅行クーポン3万円分
 ※平成26年度内に、インターネット予約サイト「熊野トラベル」で販売、もしくはモニターツアーとして実施します。(該当作品なしの場合もございます。)
・優秀作品 2〜3点 商品:熊野古道オリジナルグッズ
■お問い合わせ先: 
一般社団法人 田辺市熊野ツーリズムビューロー
TEL 0739-26-9025

↓↓↓実施概要・応募フォームのダウンロードはこちら↓↓↓
クリック!〜ガイドブックに載らない旅〜「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテスト・ダウンロードページへ

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2013年09月30日

田辺市観光センターオープン&事務局移転のご案内

2013年9月28日(土)、田辺市や周辺の観光案内を主とする『田辺市観光センター』が、JR紀伊田辺駅前に新しくオープンしました。

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1階のインフォメーションセンターでは、常時観光案内のスタッフが待機し、多言語での観光案内や観光パンフレット・地図等の配布を行っています。
また、田辺市熊野ツーリズムビューローの事務所も同センター2階に移転し、JR紀伊田辺駅を起点に田辺・熊野を旅される国内外のお客様に対し、より便利に、宿泊施設やトラベルサービス、様々なオプショナルツアーなどのワンストップサービスをご提供できるようになりました。

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オープン当日のインフォメーションセンターは、早速多くのお客様で賑わいましたぴかぴか(新しい)
ご来場いただいた皆様、ありがとうございましたわーい(嬉しい顔)

これまで、会社別に分かれていたバス乗り場も観光センター前に統一され、さらに使い易くなった紀伊田辺駅前グッド(上向き矢印)
私達も、これを機に皆様方のご期待によりお応え出来るよう、スタッフ一同決意を新たに、今後の業務に取り組んでいきたいと考えております。
新しく仲間入りした『田辺市観光センター』を、どうぞよろしくお願いしますexclamation



↓↓↓↓旅のご予約はコチラへ↓↓↓↓

KUMANO TRAVEL」 URL:http://www.kumano-travel.com/


(しゃぶ)

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2013年04月19日

〜ガイドブックに載らない旅〜「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテスト結果のお知らせ

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お待たせしましたわーい(嬉しい顔)
2012年12月20日(木)〜2013年2月20日(水)、田辺市熊野ツーリズムビューロー主催で実施した、〜ガイドブックに載らない旅〜「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテストにつきまして、素敵な作品を多数ご応募いただき、誠にありがとうございましたひらめき
厳正な審査の結果、このたび各賞が決定いたしました。力作が多数揃う中で、以下の方々の作品が入賞されましたので発表いたしますexclamation

■最優秀作品 1点 賞品:熊野トラベル旅行クーポン5万円分

お名前:山中 明日子さん(会社員・田辺市)
プラン名:トビウオすくい&トビウオ料理と市場で朝ごはん

プラン紹介文:
夜の海を見たことがありますか?月の光と星の光だけに照らされた静かな夜の海は日中と違って、とても神秘的です。船の灯りめがけて飛んでくるトビウオ。逃げ足の速いイカ。アジの群れや悠々と泳ぐエイ達。そんな夜の海で飛ぶように泳ぐトビウオをたもですくうトビウオすくいはスポーツ感覚で大人も子供も楽しめます。運がよければアオリイカもすくえるかも?!すくった後はもう1つのお楽しみ♪トビウオを料理屋さんに持ち込んで、トビウオの町串本ならではのトビウオ料理にしてもらいましょう!
次の日はいつもより早起きして、田辺漁港の江川市場で朝ごはんを食べませんか?揚げたての天ぷら(平てん)はあつあつふっくらでおいしいですよ。他にも新鮮な魚介や野菜が盛りだくさん。お持ち帰りしてホテルの部屋で食べるのもgood!

■優秀作品 2点 賞品:熊野古道オリジナルグッズ

お名前:糸川 昭三さん(農業・みなべ町)
プラン名:梅農家の語り部と歩く歴史探訪「南部梅林」

プラン紹介文:
日本一の梅の里 みなべ町。南部梅林を拠点とした南高梅誕生にまつわる隠れた伝説、ガイドブック等に載っていない江戸時代および明治時代から昭和時代における言い伝えの史跡を実際見て歩き、梅農家の四季をとおして梅栽培等、農家の伝統的な雰囲気を味わう。また紀州みなべの南高梅干し作りの体験・試食及び梅ジュースの製造・買い物体験もできるツアー。

お名前:河村 杏実さん(新翔高校・新宮市)
プラン名:ばりええやん!古座川に住もう〜田舎暮らし・自然の美しさを体験!1泊2日〜

プラン紹介文:
古座川は現在、少子高齢化で集落の維持が危ぶまれています。このプランは自然豊かな古座川町で田舎暮らしを体験してもらい、心身をリフレッシュするとともに最終的に「定住」してもらうことを目的としています。自然に囲まれたこの町で田舎暮らしを体験することで地域住民と交流する場ができます。たとえ定住にいたらなくても「まち」が元気になり、古座川町全体が活性化することを考えています。また古座川町は昨年の台風12号で甚大な被害が受けており、その復興の架け橋となることを期待します。

■アイディア賞作品 1点 賞品:熊野古道オリジナルグッズ

お名前:島本 栄子さん(農業・印南町)
プラン名:地蔵盆体験

プラン紹介文:
私が以前住んでいた稲成地区での経験から地蔵盆になると地区内あちこち(覚えてるだけで8カ所)にある地蔵さんにちょうちんが飾られます。
そこで区の長老さんなり区長さんに云われの話をしてもらった後、稲成の一番奥から順番に10分おきぐらいずつずらしてもちまきが始まるので、8〜9カ所あるところをどんどん移動して、もちや菓子を拾ってもらう。全部回ると持ち切れない程、拾えると思います。


最優秀賞作品は、平成25年度内に、インターネット予約サイト「熊野トラベル」で販売、もしくはモニターツアーとして実施する予定です。(実施の可能性を考慮して実施地については変更する場合もあります。)その他の応募作品についても、今後よりよいプラン造成のため活用させていただくことがございます。

尚、今回の審査に関わっていただいた、近畿大学の高橋 一夫先生から、今回のコンテストと最優秀賞・優秀賞作品に下記のようなコメントを寄せていただいておりますので、あわせてご紹介します。(一部要約)

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「紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテストへのコメント
 
近 畿 大 学 高 橋 一 夫


今回の候補作品は地域の特徴を捉え、紀南ならではプランがそろったと思います。地域に暮らす人たちならではの視点が織り込まれたものだと思います。しかし、こうしたプランがアイデアで終わらないようにする、実際にお客さんに来てもらうことによってそのアイデアの実現が図られるとすれば、どういうポイントに注意を払うことが必要でしょうか。私はマーケティングを専門にしていますので、その視点からコメントをしたいと思います。

 その1つは、作られたプランは「誰に、どのような価値を、どのようにして提供するか」がはっきりしているか、ということです。
@「誰に」、というのはターゲットを明らかにしていく、ということです。幅広くてぼやけていてはいけません。小中学生と中高年では同じところにきても楽しみ方が違うのです。例えば「田舎」といってもその楽しみ方は千差万別です。また、ターゲットが曖昧だと、お客さんとなる人たちへのアプローチ(情報伝達の方法や雑誌などの広報媒体の種類など)が違います。コミュニケーション(広告・広報・双方向の情報交換)活動が多方面に渡りますと、当然経費の額に大きな違いが出ますから、よく考えなければなりません。高校生の皆さんでしたら、インターネットでのアンケートなどをして分析をしてもよいかもしれません。
A「どのような価値を」というのは、ターゲットとなる人たちが求めることは何かということに思いを巡らせ、プランにはどんな価値が内在しているかを徹底的に掘り下げることです。東京に、日帰りのまち歩きや東京での体験プランだけを提供する会社があります。この会社は70歳前後がターゲットとはっきりとした軸を持ち、この人たちが求める「楽しい、嬉しい、おいしい」という価値をプランの中に徹底的に入れ込んでいます。コテコテの中身がターゲットとする人たちの好みという確信のもとで、「価値の追求」をしています。
B「どのようにして提供するか」というのは、プランの核心です。紀南の資源を活かして、どうしたら楽しんでもらえるか、喜んでもらえるか、おいしいと言ってもらえるか、ということです。これらは皆さん方がしっかりと書き込んでくれています。難しいのは、トヨタのプリウスやiPadのように目の前に見えることはなく、観光プランは遠く離れた人たちにそのプランの凄さをどうしたら分かってもらえるかなのです。ですから、アイキャッチとなるプラン名はばかになりませんし、写真などのビジュアルも重要なポイントです。

2つ目は実現の可能性についてです。単なるアイデアにとどまらない実現の可能性と持続していく可能性が備わっているか、ということがわかる提案書になっているかということです。
@お客さんの価値に見合う価格であり、サービス提供をする方々が継続してやっていける価格設定になっているかは重要です。お客さんが買ってくれなければどんなプランもアイデアで終わってしまいます。また、安ければいいではサービスを提供する人たちが続きません。行政頼みでもいけません。行政サービスの一環として「無料」ですといっても、その人件費は皆さん方の税金で賄われており、いつまでも大丈夫ということではないでしょう。
A @でいうサービス提供者のうち、観光事業として行っている方々は経済的価値がはっきりとしていることが重要ですが、観光事業者でない方々、例えば農業や漁業を中心に生計をたてられている方々がサービス提供者になっている場合、継続できる仕組みが備わっているのかもポイントです。また、ボランティアでやって頂くことは尊く素晴らしいことですが、そのボランティアの方々が充実感を持って頂けるような、やる気を持ち続けて頂けるような仕組みとなっていることも大切です。

こうした視点から最優秀賞作品、優秀賞作品についてのコメントをさせて頂きます。

■トビウオすくい&トビウオ料理と市場で朝ごはん!
トビウオは足の早い魚なので、夜の美しい海でトビウオを自分ですくいあげ、地元の飲食店で調理をしてもらって、そのおいしさを確かめようというプランと朝、魚市場にいって新鮮な魚貝を食べましょう、という田辺ならではのプランです。「トビウオすくいはスポーツ感覚で楽しい、自分ですくったトビウオを食べられて嬉しい、獲れたてのトビウオがおいしい」と体験ツアーの価値がつまったプランです。

■梅農家の語り部と歩く歴史探訪「南部梅林」
南高梅の知名度は高く、大阪周辺にまでエリアを拡げてターゲティングできそうなコンテンツです。お客さんが特に見たいと思える観梅の頃、梅の収穫期にひと工夫できると、来場のお客さんの口コミで伝わりそうです。

■ばりええやん!古座川に住もう★ 〜田舎暮らし・自然の美しさを体験!1泊2日〜
定住を考える人たち向けへのツアーというのは、無さそうで意外とあるツアーです。こうしたツアーは、地元行政あるいは定住者を増やしたい地域のニーズに基づき行われますので、行政からの委託に基づいて行われることが多いようです。ですから、価格も食事代程度と安く提供をしています。
田舎に住みたいというニーズを持った人たちとの接点をつくり上げる努力がないと、需要創造型のツアーにはならないことは知っておかなければなりません。その上で、定住を真剣に考えている人たちは何を知りたいのか、体験をすることよりも空き家はいくらで買えるのか、農業を始めるとしたら指導してくれる人がいるのか、子供の学校のことはどうなるのか、など移住するための疑問に答えるツアーでありたいものです。

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本年度も『第二回紀南まちじゅう感動体験プランコンテスト』を開催予定です。奮ってご応募を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

田辺市熊野ツーリズムビューローでは、「持続可能な質の高い観光地づくり」を目指し、皆様の知恵と力をお借りしながら、地域資源を生かした観光商品の造成に引き続き取り組んでいきたいと考えております。今後とも皆様のご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。

※〜ガイドブックに載らない旅〜「第一回紀南まちじゅう感動体験プラン」コンテストの実施概要は下記をご参照ください。
http://tktb.seesaa.net/article/308416989.html



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