若かりし頃の趣味と言えば、飛んだり跳ねたり…といった激しいスポーツだった。
夏の甲子園の中継を観ていて、久しぶりにキャッチボールがしたくなったが、怪我のもとだろうから止めておこう。
20代半ばになって、
山登りを始めた。
山好きの先輩に誘われ、何となくついて行ったことがきっかけだ。
最初は「また、ここに降りて来るのに、何であの頂まで登るんだろう…?」などと思ったこともあった。
それが不思議な魅力に取りつかれていった。
「
目の前に山があるから登るんだ」とまでは言わないが、山登りには説明できない不思議な魅力があるものだ。
一歩進めば必ず一歩近づく。
大自然の中、苦労しながら一歩一歩体を持ち上げていけば、必ず頂上に到達できるし、その達成感が虜にされる原因だと思う。
キャッチボールは怪我のもとだが、こちらの趣味は体力に合わせてペースやコースを決められるので、ヤバい時に撤退する勇気と自然の怖ささえ知っていれば、まだ当分は続けられそう。
1年に一度くらいは遠くの山にも出かけたいものだ。
30代半ばで、ちょっとだけ本格的な
スモークを始めた。
歳と共に趣味の世界も「
動」から「
静」へと変化していく。
田舎の家には、今もヒノキの間伐材で作った立派な
スモークハウスが残っている。
大柄な人でもすっぽりと入れるほどの大きさだ。
仕事の都合で住環境が変わったために今は休眠中だが、暇ができれば拘りのスモークドハムでも久しぶりに作ってみたい。
チップは
熊野の
ヤマザクラと
カナダ産ヒッコリーのオリジナルブレンド。
ザラメ砂糖を入れて艶を出したりもする。
肉の成形〜塩漬け〜塩抜き〜スモーク〜ボイルと、1週間ほどかかる作業だが、燻製づくりは奥が深くて楽しいものだ。
先日、長く使ったアパートの電子レンジが壊れたので、新しく安モノのオーブンレンジに買い替えた。
安モノといっても侮ってはいけない。
最近のレンジは、焼いたり蒸したり発酵したりチンしたり…色んな調理ができるのだ。
さっそく、付録に載っていたレシピどおりに初めての
パン作りに挑戦してみた。
初めての作業で段取りが悪くて手こずったが、食べてみるとこれがなかなかイケる。
スモークが復活するまで中継ぎの趣味として楽しめるかもしれない。
これから自分は、どんな趣味の世界をさまようのだろう?
写真に陶芸、絵画、楽器等々…初めて挑戦してみたいことから、もう少し深めたいものまで山ほどあるが、まぁボチボチと色んなことを体験し、その中から自分に合った長く続けられる趣味を見つけていくことにしよう。
独り遊びが好きな
をさの独り言…。
【をさ】
posted by TKTBスタッフ at 11:06|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
趣味・雑感
|

|